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モノに合わせるか?人に合わせるか?部品販売に求められていること

部品に求められているのは何でしょうか?でき上った製品のデザインや品質を高めるものであることはもちろんですが、もっと大事なことがあります。それは使う人に寄り添うこと。今回は部品に求められるハードとソフトのお話です。

部品に求められているのは、モノに合わせることではなく人に合わせこと

そもそも人が使用する建物や道具は、モノというハードと使い方というソフトの両面が揃っていて成立つものです。モノの使い方は、その国々の文化圏における暮らし方と経験の蓄積の結果として成り立っています。だからその文化圏の中ではごく当たり前のこととして溶け込んでいます。

モノに合わせるか、人に合わせるか。答えは単純にみえますが、意外にも前者の発想で作られた方が世の中に出回っているようです。

部品に求められることとは、人に合わせること、それこそが暮らしの向上に繋がっていくと確信しています。

デザイン性の高い海外のキッチンでも、そのままでは日本で使えない

部品を海外から輸入するとなると、特に気を付けなくてはならないのは、ハードとしてのモノを調達できたとしても、使い方のソフト面で国内規格に適合しているか、使いやすいかどうかということです。

コロナ禍で昨年は中止になりましたが、ミラノで毎年開催されている家具見本市サローネを視察すると、デザイン性の高い美しいキッチンが数多く展示されていて人気を集めていますが、そのまま日本に持ち帰って来ても、すぐに使用できるモノではありません。

そもそも日本では水を沢山使い、煮炊きする料理が多く、料理自体の習慣が欧州とは異なるためまず部品を日本仕様に合わせることが先決です。デザイン的に優れたモノでも、日本独自の暮らし方や習慣から派生した使い方を熟知することがモノづくりの原点と言えるでしょう。

ekreaパーツのシンクは日本人の暮らしに合わせてシンク穴を改良

シンクの穴経

例えばekreaパーツで販売しているシンクについても同様のことが言えます。そもそもこのシンクも日本以外のアジア圏の国で製作されていましたが、シンク穴は元のサイズより大きくして日本の排水トラップに合うように加工しています。
一個単位で発注では、コスト高になりますし、こちらの都合だけで注文に応じてもらうことはできません。そこでまず必要になるのは新たに型を作るための投資です。さらに相手方工場のコスパ向上と運賃を薄めるためにコンテナ単位での発注が必要になります。日本国内で販売するためには、日本の食文化を知り、生活習慣を考慮した上で、ソフト面においても極めることが大切です。

海外、特にアジア圏の工場と付き合っていると、時には信じられないことがいろいろ起こります。こうした失敗から様々なことを学び、品質向上と日本国内のソフトに堪え得る製品を上市してきたのがekreaパーツです。

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