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「木螺子」の3文字を分解すると、正解が分かるかも!?
木螺子の3文字を分解していましょう。
まず「木」。これは文字取り「木」に関係していることを表しています。
そして次の「螺」という漢字。音読みで「ラ」ですが、訓読みだと「つぶ」「にし」「にな」「ほらがい」と読みます。これは、ツブ貝、タニシ、カワニナ、そして法螺貝のこと。
この読み方の共通点分かりますか?どれも巻貝です。巻貝と言えば…先までグルグルと溝がありますね。
最後の「子」には「小さいモノ」「細かいモノ」という意味もあります。
木に関係する、先まで溝がある小さいパーツって何!?
つまり「木螺子」は木に関係する、先までグルグルと溝がある巻貝みたいな形をした、ちっちゃなモノ。そういうこと。
実は家や家具づくりでなくてはならない結構すごいパーツです。
分かりましたか?
地震が多い日本。家づくりに欠かせない存在として活躍!
【今回の正解】
「もくねじ」です。
螺子は、「ネジ」と読みます。ネジのなかでも木材の接合に使うのが「木螺子」です。
螺旋状の溝を木の部材に回転させながら埋め込むことで、抜けにくいのが特長。釘とは違い、ちょっとやそっとでは抜けません!
木螺子の仲間のボルトは地震の多い日本で耐震住宅の要として頑張っています。
また、L型金具で家具を倒れないように柱や梁に固定結合するときにも無くてはならない存在。
『鬼滅の刃』の禰豆子と同じで、見た目はそうは見えませんが、大事なときにしっかり役に立ってくれる存在です。
画像/PIXTA