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地味だけど床を支えてくれている重要なパーツ

もし、この記事を家で読んでいたら、目の前の床を見てください。その床のすぐ下に、今回の家にまつわる難読漢字「根太」が隠れています。
床の下で様々な部材が家を支えてくれている

上は、木造住宅の床の下を図解したものです。根太はズバリこの図の「これ!」の部分の名前です。
私たちの暮らす家は、基礎の上に立っています。そして基礎から、家を支える束柱(つかばしら・短い柱)、その上に大引(おおびき)と根太が、床板(フローリングなど)を支える補強部材として組まれます。

つまり「根太」は、床を作るときに使う木材パーツ。簡単に言うと「床板を張る下地」で、床板を支え補強する役割も担っているのです。
床を平らにしてくれ、床がへこまないようにしてくれている、いわば「床の下の力持ち」といってもいいパーツなのです。
古い家で床がフカフカなら、これが原因かも!

正解は「ねだ」です。
「こんた」や「ねぶと」ではなく、「ねだ」です。これが何か分からないと、ちゃんと読める人は少ないと思います。

古い家の台所近くの床や、脱衣所の床が、踏むとフカフカしていたという記憶、ありませんか?
それって、台所や洗面、浴室で使った水が、床に浸み込み、床板だけでなく、床を支えている根太や大引に使われている木材を、腐らせてしまっているのかもしれません。

逆に、今の家のフローリングがしっかりしていて、ごろんと寝転がったら、その安定感にホッとするとしたら、それは根太が頑張っているお陰といえるでしょう。
これから建てる新しい家の床の下でも、きっと根太がいい仕事をしてくれるはずです!
ぜひ、この機会に名前を覚えてください。
画像/PIXTA(漢字画像を除く)