あの人気俳優さんも、建端があります!

テレビや映画で活躍する阿部寛さん、小栗旬さん、竹内涼真さん。この3人はビジュアルはもちろんいいですが、それ以外にも共通点があります。それは建端があるということ。
ひょっとしたら、あなたもちょっと年齢のいった人に「君、建端があるねぇ~」なんて言われたことあるかもしれません。
若い世代で使うことはあまりないかもしれませんが、昭和世代のおじさんには馴染みのある言葉です。
この建端って、どういう意味か分かりますか?
この場合の正解は「身長」の意味。ですから、「建端がある」は「背が高い」という意味です。ちなみに阿部寛さんは189cm、小栗旬さんは184cm、竹内涼真さんも185cm。日本人、成人男子の平均身長は171cm弱ですから、3人とも確かに建端がありますね。
本来は建物の高さを意味する言葉
正解は「たっぱ」です。
建端とは、建物の高さを意味する言葉です。具体的に言うと、建物の最高の高さ(地盤面から棟までの高さ)を言うこともあれば、階高、軒高といった高さを表現する言葉。

英語の「TOP(トップ)」がなまったという説もありますが定かではありません。
建築用語ですが、この高さの意味を人間の身長に置き換え、身長が高いことを「建端がある」と使われるようになったわけです。

さて、住宅の建端ですが、良好な住宅地である、第1種および第2種低層住居専用地域では、取り決めがあります。原則として10m(一部、都市計画で12mと定められているケースもある)です。
高さ以外にも用途地域によって、さまざまな制限や取り決めがあります。家を建てようと思っている土地にどんな規制があるか、確認してみてください。
画像/PIXTA(漢字画像を除く)