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切妻屋根に片流れ屋根…屋根の形状はさまざま
子どもの頃、クレヨンや色鉛筆で三角形の屋根を載せた家を描きませんでしたか?それは「切妻屋根(きりづまやね)」。もっともポピュラーな屋根です。
都市部の北側斜線とか道路斜線といった斜線規制がある地域では、とんがった屋根ではなく、斜めの屋根も見られます。これを「片流れ屋根」と言います。
最近のエネルギーを考えた住宅では、太陽光発電が効率的に行えるように南向きの片流れの家にするケースもあります。
それらの屋根とは違う「陸屋根」って、どんな屋根なんでしょうか?
陸屋根にして、バーベキューやグランピングを楽しむ人も
陸屋根の「陸」という字には、水平、平らという意味があります。つまり、水平な屋根が「陸屋根」です。
平らな屋根ですから、アウトドアリビングとして使うことも可能。バーベキューや日光浴を楽しむこともできます。
また、最近はグランピングと称しておうちキャンプをする人も。たしかに星空や都会の夜景を眺めながら一杯、というのもいいですね。
陸屋根は、掃除やメンテナンスがしやすいというメリット
正解は「ろくやね」です。
「りくやね」と読んでも通じますが「ろくやね」と読めたほうが、この人は建築のことを知っている人だなと、勝手に思ってくれるので「ろくやね」と読んでください。
屋根の上で様々な楽しみ方ができる陸屋根。庭をつくることが厳しい狭小敷地でも、陸屋根に屋上庭園をつくることができます。
日当たりがいいので物干しスペースとして有効活用することも可能。そのようなことから、人気が高まっています。
屋根に出られるので、わざわざ足場を組まないとメンテナンスできない、と言うこともありません。また、掃除しやすいというのもメリットです。
一方、デメリットに目を向けると、屋根裏部屋がつくれないとか、防水面で注意が必要といったことがあります。それをおいても屋根の上で、楽しい時間を過ごせることは捨てがたい魅力。
家を建てるとき、検討してみてはいかがでしょうか。
画像/PIXTA(漢字を除く)