様々な洗面台シリーズを展開する大手住宅設備メーカー。
デザインや機能性など、どれも上手に作られていて申し分のない製品ばかりです。そこはユニバーサルデザイン。使い手の嗜好や個性の違いにかかわらず、最初から誰もが利用しやすくすることで量産を可能にしているからです。
でも、自分の家に取り付ける洗面化粧台としては、「ちょっと何かが違う?」と感じる人も多いのではないでしょうか。
”ブリコラージュ”とは、理論や設計に基づいて行う設計とは対極にあり、寄せ集めて自分で作るという意味にも使われる言葉です。最近では、暮らしやデザイン、更に素材に着目した個性的な造作洗面台の需要が増えています。
今回は、ハイバックカウンターを上手に使ってカスタマイズする洗面化粧台コレクションをご紹介します。
TOPICS
- ハイバック洗面台のカスタマイズ事例
- 設計士もおすすめする、選定ポイント
ハイバック洗面台のカスタマイズ事例
事例1


一部オープンになっているので、スツールやゴミ箱、ランドリーBOXを置いたりと、その時のシーンによって様々な使い方ができる仕様の洗面台セットです。ハイバックカウンターの上に物を置くことができるので、スペースを有効活用できます。
事例2


造作風でありながら使い勝手の良いハイバックの洗面台とご自身で見つけた三面鏡をセットにして、オリジナルの洗面台に仕上げた事例です。
事例3


ミラーキャビネットやタオル掛けなどさまざまなパーツと組み合わせることで、洗面室の使い勝手のよさ、お気に入りのデザインを実現できます。
設計士もおすすめする、選定ポイント
【Point 1】ボウルとカウンターの継ぎ目がない一体成型だから清潔に保ちやすい

一体成型でボウルとカウンターの継ぎ目がないため、お掃除もしやすくカウンターとボウルの隙間を気にせず使用できます。手洗いのときなど、水栓を閉めるときもカウンターに水滴が落ちないので使い勝手が良く、水栓周りを清潔に保てるのでおすすめです。
【Point 2】ボウルの位置を左右に寄せられる

既製品の洗面ユニットはボウルの位置が中央のみの場合がほとんどです。フレックスシンクハイバックタイプなら、左右どちらかに寄せることもできるので、カウンター幅を広くすることが可能です。
【Point 3】壁をふかさなくても壁排水が可能でメンテナンスもしやすい

清掃性も良く人気も高まっている壁排水ですが、壁をふかすなど施工面では考慮しなければならないことが増えます。しかし、ハイバック洗面カウンターなら予め水栓の設置スペースが確保された作りとなっているので心配ありません。