TOP Case study 使い手の声 設計者の声 要素を絞りインテリアに馴染ませたキッチン~『スライドバスケット』と『Eシンク スクエア』を使って~

要素を絞りインテリアに馴染ませたキッチン~『スライドバスケット』と『Eシンク スクエア』を使って~

2020年秋、建築家・谷山武志さん、谷山裕子さんの事務所兼住居が完成しました。敷地面積は21坪と小さいながらも、中庭を囲んだ地下1階地上3階建のRC造の建物。
住宅密集地という周辺環境と、限られた床面積という条件の下で、ダイニングとキッチンが暮らしの中心となり、明るく開放的で、家族がずっとそこで過ごしたくなるような場になればとの思いを持って計画したそうです。
さっそくキッチンに導入したekrea Partsについてお話を伺いました。

キッチンを家具の一つとしてインテリアに馴染ませたい

LDKの全景

キッチンとダイニング、リビングがひと続きの空間になっているこの家でのキッチンの設計で心掛けたことは、要素を絞ること。そして、家具の一つとしてインテリアに馴染ませることの2点です。

素材については、ほかの造作家具と同材料(シナ材およびチェリー材)で製作してもらいました。
扉や引出しについても、寸法や収納内容を検討したうえで分割を大きめに計画しています。手掛け目地の数を減らすなどすることで、すっきりとした印象になったと思います。

使用頻度の高い鍋やブライパンの収納に『スライドバスケット』が大活躍

スライドバスケット使用例

キッチンの設計にあたり『スライドバスケット(W600開き扉用/ワイヤータイプ)』が、大いに役立ってくれました。

コンロ横の600㎜の扉の中は、3段の鍋、フライパン、ボウル類の収納スペースです。その最上段に『スライドバスケット』を設置。ここには使用頻度の高いステンレス鍋5つ、フライパン3つ、ホーロー鍋2つ、炊飯用の土鍋がすっきり収まっています。

前面のワイヤーが引き手になっていて、積載荷重がかなりあるというのに片手で軽々と奥まで引き出せ、しまうときもスルスルと戻ってくれます。その操作性は快適そのもの。
高さがある鍋を積み重ねても、カウンター材の下端いっぱいまで使うことができるので、収納する物の自由度が増し、並べ方や重ね方についてあれこれ悩むことが無くなりました。
本体はワイヤーで構成されているので通気性が良いのも用途に合っていて、その点も気に入っています。

もう一点良かったことは、スライドバスケットの奥行寸法です。我が家の場合、隣のIHヒーターや電気オーブン用のコンセントをこの庫内奥に設置する仕様になっているのですが、製品の奥行きが500㎜なので、コンセント類に干渉せず庫内寸法を有効に使い切ることができました。

欲を言えば、奥行550㎜あるいは600㎜といったバリエーションがあると、奥行の深いカウンターを計画した場合でも庫内を最大限活用できてさらに嬉しいのですが…。今後のサイズ展開に淡い期待をしています。

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Eシンクスクエア』でシンプルで手入れしやすいキッチンが実現!

キッチンの全景

もう一つekrea Partsさんの商品で使わせていただいているのが『Eシンクスクエア(アンダータイプ)W760』です。このシンクを選んだ理由は、以下の点からです。

  • シンプルでシャープな意匠
  • 入隅部分R10の加工(掃除が容易)
  • 奥行410㎜(スクエアシンクシリーズの中では小さめ)
  • シンク本体裏面5面の静音加工(水はね音の軽減)

『Eシンク』を設置したことで、シンプルで手入れしやすいキッチンができ上がりました。

入隅部分のR10というのは、指がちょうどそのアールにぴったり当たる絶妙な形状で、毎日の掃除の際に助かっています。掃除という点では、付属の排水トラップは浅型で隅々まで手が届きやすく、排水目皿や排水プレートもステンレス製なので、簡単な手入れで清潔に保てています。

今回はカウンターを人工大理石にしたため、『Eシンク』のラインナップの中からアンダータイプを選定。市販の水切りカゴ(ラバーゼのシンクインバスケット)をシンク内に引っ掛けて使いたかったので、広幅のW760㎜を選びました。

シンク奥行寸法は410㎜とほかのスクエアシリーズのシンクより少し小さいため、正面壁とシンクの間に寸法の余裕が生まれました。また、水栓金物を数㎝ですが手前に取付けられるので、レバーにも手が届きやすく使い勝手は上々です。
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強いて言えばカウンターの穴開け寸法。推奨より2~3㎜大きめでも!?

水切りカゴとシンク

実際に使ってみて、カウンターの穴開け寸法について微調整したい点が一つだけありました。
実は、上述の市販の水切りカゴがシンクの内法にピッタリで遊び寸法が全く無いため、引っ掛けるのに毎回少し手間取ってしまいます。今後も私達はこの組み合わせでキッチンを計画することがあると思うので、その際はカウンター穴開け寸法を、ekreaさん推奨の「シンクボウル内寸法より5㎜程度小さめ」よりわずかに大きく、「シンクボウル内寸法より2~3㎜程度小さめ」としても良いのではと思っています。

この私達固有の(?)微調整ポイントは参考までにと書かせていただきましたが、『Eシンク』は実際に設置してみて、意匠、機能ともに申し分ない製品だと実感しています(静音加工が本体裏面5面にまで施されていますし!)。

これからクライアントに対しても自信を持っておすすめしたいと思います。

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当初の目論見通り!ダイニングチェアに座って眺めるキッチンに満足

キッチンの全景を眺める

使い始めて約5か月。引越し当初はキッチンを使うのもこわごわ。シンクはヘアライン加工がされているとはいえピカピカに光っていて、鍋やお皿を洗うのも少し緊張感がありました。でも、現在は(程よく水アカや油膜がついたのでしょうか…)鈍い光の落ち着いた風合いに変化してきていて、気がつけば扱いも手入れもすっかり気楽にできるようになっています。

1日の終わりには、鍋をスライドバスケットにおさめ、さまざまな物を定位置に戻すと、日中のにぎやかなキッチンとは別の表情を見せてくれます。カウンターやシンクを布巾で拭き上げたあとは「清々しい」の一言。

要素を絞って、家具の一つとしてインテリアに馴染ませるという目論見はまずまず叶えられているかなと、ダイニングチェアに座ってキッチンを眺めながら思っているところです。

スライドバスケット

スライドバスケット

開き扉専用クロームタイプの内引出
定格荷重は30kg、ゆっくりと静かに閉まるソフトクローズ機能を標準装備しているので大きなお鍋やフライパンもストレスなく出し入れできます。
Eシンク スクエア(アンダータイプ)

Eシンク スクエア(アンダータイプ)

サイズは2種類。シャープなデザインとお掃除のしやすさを兼ね揃えたアンダーシンク。スクエアシンクの欠点だった4隅を10Rで製作し、お掃除もしやすくなっています。5面に静音加工を施し、水はね音の抑制を強化しました。

谷山建築設計室

一級建築士事務所 谷山建築設計室
谷山 武志 様・谷山 裕子 様

キッチンをはじめ家具から庭などの外部空間まで、住まいを構成する要素を一つ一つ丁寧に設計しています。
さまざまな生活シーンを思い描き、数ミリ数センチの検討を重ねながら、暮らしの変化やその時々の要求を受け止められる大らかで包容力のある住まいを作りたいと思っています。
【公式】谷山建築設計室 | 日常生活に寄り添う建築事務所

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書き手:ekrea Parts 編集部

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